視点を変えて見てみよう

日々のありふれたできごとを、ちょっと違う視点から見るのが大好きな二児の母の日記

目にアルカリ性が入ると危険!

事の重大さは

その最中ではなく、後から分かる…

 

そんな思いを先日しました。

 

夜、台所で洗い物をしていたとき、

台所用洗剤をスポンジにつけようとしていたら、

洗剤ボトルの穴が少し詰まっていたようで、

洗剤が思わぬ方向に飛び散ってしまったのです。

 

その思わぬ方向というのが、

私の左目。

 

洗剤が原液のまま直接目に入ってしまったので

痛いのなんの…

 

急いで目を洗わなくちゃ!

と思ったものの、目を開けることができない…

 

痛くて痛くてもうたまらない。

 

ジブリの映画「天空の城ラピュタ」の

ムスカ大佐が「目が~!! 目が~‼!」と

叫びもだえるシーンがありますが、

ちょうどあんな感じになってしまったのです。

 

普通、目に異物が入ったら涙が出て

それをある程度は流してくれるものだと思っていたのですが、

今回は涙はぜんぜん出ませんでした。

 

だからとにかく水で洗い流すしかありません。

相変わらず目は開かないけれど、

目を閉じた状態で水をバシャバシャかけまくりました。

 

そのうち、目が少し開けられるようになったので、

洗面所に移動して、目を念入りに洗うことにしました。

うちの洗面所の水栓はシャワーとしても使えるので

水を上向きに出すことができます。

ちょうどプールの後、目を洗うような状態で、

目を手で開き、あっかんべーをしながら

10分から15分ぐらいの間、洗い流しました。

 

すると、目はまだ赤いものの、

痛みがかなり落ち着いてきたし、

夜10時を過ぎていたので、

一晩寝て、明日の朝様子をみて

眼科に行くかどうか決めることにしました。

 

そして翌朝起きてみると、

左目の奥ににぶい痛みを感じたので、

やはり眼科へ行くことに。

念のため、

洗剤の成分表をスマホで写真にとっておきました。

ちなみに洗剤は「弱アルカリ性」でした。

 

眼科へ行くと、

問診、視力・眼圧の検査を経て

診察をしてもらいました。

 

白目に少しキズがあったようです。

目薬を三種類処方してもらったあと先生に、

アルカリ性は怖いんです。

本来は救急に行くべきでした。」

ときつく諭されました。

 

そうなんです。

あとで調べてみたら、

アルカリ性はタンパク質を溶かす性質があるらしく、

目に入ると大変危険なのだそうです。

 

私の場合、洗剤が目に入ってからすぐに

かなり長い間目を洗い続けたのが良かったのだそうです。

 

今はすっかり元の状態に戻った私の目ですが、

もしかしたら視力が失われていたかもしてないと思うと

背筋がぞーっとしました。

 

事の重大さがあとからわかったのです。

 

もしアルカリ性が目に入ったら

まず、十分に水で洗い流し、

救急病院に行く。

このことを覚えておいて損はないと思います。