視点を変えて見てみよう

日々のありふれたできごとを、ちょっと違う視点から見るのが大好きな二児の母の日記

『いま、ここで輝く』を読んでみた

 「イモニイ」というカリスマ教師のルポルタージュを読んでみた。

いま、ここで輝く。 ~超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

いま、ここで輝く。 ~超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

 

 

一度読んでモヤモヤしたから、二度読んでみた。

 こんなにモヤモヤが残る本は久しぶりだ。

 

決して著者の文章のキレがないからではない。

むしろその逆だ。

 

この本を読んでいると、いろいろなことを考えさせられる。

 

「こどもをありのままを承認するって、できるのだろうか?」

「私の思い込みってなんだろう?」

「何がそんなにこどもたちを窮屈にさせているのだろう?」

 

でも、この本にはこれらの疑問に

ずばりとは答えてくれていない。

 

「すぐに正解をしりたい。」

 

そんな姿勢に「NO」を突き付けられる。

 

論理的に考え、手を動かし、間違え、

根拠を疑い、試行錯誤して、思い込みを

ひとつずつ捨て去ることで、

ひとは再び少しずつ自由になれる。

 

この本を読んでいると、考えずにはいられない。

 

モヤモヤが残っていいのだ。

なぜって、モヤモヤが残るからこそ自分で考えるからだ。

 

だから、この本を読んでモヤモヤが残るのは

著者の文章のキレが悪いからでは決してない。

 

むしろその逆なのだ。