読み聞かせはまだ続く
相変わらず、小三の息子に読み聞かせを毎晩している。
(読み聞かせについて以前書いたブログはこちら↓)
https://tamakidblog.hatenablog.com/entry/2018/07/15/065949
昨年の12月ごろからずっと読んできた『クマのプーさん プー横丁にたった家』を、最近ようやく読み終えることができた。
この400ページ弱の分厚さの本を2、3ヶ月かかって読み聞かせ終わったことは、私にとって実に感慨深い。
なぜならば、
この本は私が小学2年生の時にサンタさんからもらったのに、途中で挫折してそのままの本だったから。
そう、あまりに古い本なので、実はこんなにボロボロなのだ。
今回、この本をもらってから数十年経ってようやく読み終えてわかったのだが、この本は小学2年生には難し過ぎる…
巻末には、「小学5、6年以上」と書いてある。
よっぽどの本好きでない限り、このボリュームの本を大人に読んでもらうのではなく子どもが自分で読むのはかなり難しいのではないかと私は思った。
それに内容も意外と難しい。
フクロがわざわざ難解なことばを使うところは、その難解なことばがいかにその場に不自然かが分かって初めて面白い。そもそも難解なことば自体を知らなければ面白いわけがない。
また、意味のないことを難しいことばを使ってダラダラ言い続ける場面が多いのだけれど、それも小さい子どもには面白さがわからないだろう。大人の世界ではあるあるで笑ってしまうのだが…
だから、読み聞かせがいいと思った。
「薄謝」という聞きなれないことばが出てきたときは、「ちょっとしたお礼のことね。」と説明した。
また、「そきし」は「きっと組織(そしき)の言い間違いだね。」とヒントを与えることができた。
そして、読み聞かせをした私はといえば、クリストファー・ロビンがさよならをしてしまう最終章で、こんな風に子ども時代を卒業していくのはなんて素敵なことだなんだろうと思った。
やはり、読み聞かせはまだ続きそうだ。