人に教えることは効果的な学習方法
先週末、わが家に娘の友だちが二人やってきました。
遊びにではなく勉強をしに。
なんでも、その友だちに、
「幾何が壊滅的なので、教えてほしい。」と
頼まれたのだとか。
中学生女子が三人集まって、
本当に勉強するの?
と当初私はかなり疑っていましたが、
賑やかにおしゃべりしつつも、
やるべき課題は終えられたようでした。
帰るとき、みんな満足そうな顔をしていたので、
私もうれしく思いました。
ところで、
私は娘が小学生のころから、
「お友達にお勉強を教えてほしいと言われたら、
めんどくさがらずに教えてあげようね。」
と言い続けていました。
それは、「教える」ということが
とてもよい勉強方法だと感覚的に思っていたからです。
しっかり理解できていれば、
分かりやすく説明できるし、
ぼんやりした理解ならば、
あやふやな説明しかできません。
実は、この考え方は研究によっても裏付けされているようです。
『Learn Betterー頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』にも、
あるテーマについて人に教えることで、私たちはその概念に自分なりの解釈を加える。そのテーマの何が重要かを明確にし、自分の言葉に直すことによって、専門知識を深めるのである。
と書かれてあります。
Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ https://www.amazon.co.jp/dp/4862762581/ref=cm_sw_r_cp_api_N4I.BbD66JNPW
友だちに勉強を教えると、
その友だちの成績が上がるかもしれない…だけど
それよりも自分の勉強をしっかりやって自分の成績を上げてほしい…
と親としてはついつい考えてしまいがち。
そんなとき、私は、
「成績順位って本当に大事なこと?
本当に大切なのは学習したことを身につけることだよね。」
と自分に言い聞かせるようにしています。
そして、学習したことを身につけるのに効果的な方法の一つが
「人に教えるということ」。
友だちに勉強を教えるということは
自分の勉強にもなるということ。
娘の学校ではもうすぐ期末テストが始まります。
うちに来てくれたお友だちも娘も
幾何の学習がしっかり身についているといいのですが。